今まで、人に話しても信じてもらえないようなスピリチュアル体験は、数えきれないほどあり、
もはや日常で起こっていて、あまり気にも留めなくなってきているのですが、
自分でも忘れられない体験をいくつか記しておこうと思います。

私が人と少し違う感覚があると気づいたのは中学生の頃。
夜、寝ている間に、突然、幽体離脱を経験したんです。

本当に、そんなことあるの?って、思いますよね?
自分でも、自分の体験が信じられず、受け入れるまで時間がかかりました。

寝ている自分とは、別の呼吸を感じるような、背中に何とも気持ち悪い違和感があり、
何だろうなぁと思いながら寝ていると、
突然、自分の意志とは関係なく、体が時計回りに回りながら、天井に上がっていくんです。

もちろん、体がそんな宙に浮くなんてこと、あり得ないです。
でも、感覚は、本当に宙に浮いているんです。
なんというか、透明な体をまとっている感じでしょうか。そして、魂が抜け出しているということは、もう、ハッキリと分かるんです。

そして、よくテレビで、幽体離脱して、瀕死の自分を上から見下ろしていた、なんて話を聞きますが、
私の場合は、見下ろすなんてことはなく、仰向けの姿勢のまま、天井の高さで止まり、ただ宙に浮いていました。そして、体をベッドに置いてきている、という感覚がありました。

この魂が抜け出している感覚というのは、
何とも表現できない気持ち悪さ、違和感があるのですが、声も出せず、体のコントロールも効きません。何一つどこも動かせないのです。
早く元に戻してください!と心の中で叫ぶことしができませんでした。

しばらくして、また回転しながら下がっていき、自分の体に戻りました。
この不思議な体験を、20歳くらいまで、何度も経験しました。

私に、なぜ、このようなことが起こったのか、未だに分かりませんし、
母親に話して怖がられてしまったので、それ以降、霊的な事が分かる人にしか話さなくなりました。

それまで、そういったスピリチュアル系なことに何の興味もなく、知識もありませんでしたが、
この経験で、人間には魂があるということを理解し、体・心・魂があることを確信したのでした。

そして、魂があるのなら、人間は輪廻転生していること、魂の修行のため、この世に来ているということを、何の疑いもなく、当たり前の知識のように理解しました。

私にしか出来ない役目があるのだと、薄々感じながら生きてきましたが、ようやく覚悟ができ、急かされている毎日です。