水曜日は、検査がたくさんありました。
まず心臓のエコー
血液検査
乳腺とリンパの針生検
先月にMRI/PET検査を受けた結果、遠隔転移はないものの、左脇のリンパが疑わしいとのことで、リンパの針生検と、乳腺も抗がん剤が効く前の標本が必要とのことで、再度やることになったのでした。
前回、この病院でちゃんと目を見て話してくれる、丁寧な乳腺外科の先生が担当してくれたのですが、（ずっとパソコンに打ち込みながらこちらを見てくれない先生もいる）今回の針生検はきっと違う先生になるのかな、、、と不安になっていたら、同じ先生で安心しました。
局所麻酔→針生検でしたが、「何度も気持ち悪くないですか？大丈夫ですか？」と声がけしてくれて、心強かったです。麻酔の注射の痛みはあったけど、先生が「この後押されるような感じがしますよ」、「このあとパチンという音がしますよ、１、２、３、」「これで最後ですよ」などと、ちゃんと説明しながらおこなってくれたので、心構えしながら安心して受けることができました。
生検が終わり止血する際も、「まずは圧迫しますね」と、若い看護師さんが一生懸命手で押さえてくれて、その後も先生が手で圧迫してくれて、忙しくても一人一人を丁寧に診てくれている感じがして嬉しかったです😊
「違う病院で針生検した時、肌が弱くてテープかぶれで水ぶくれになってしまったので…」と伝えると弱めのテープで留めて、しっかりバストバンドで巻いてくれました。
翌日もテープで留めてもらった部分に痛みはなく、普通に動けるし、子どもも抱っこできるし、先生の処置に感謝です。針生検した部分の胸の痛みにはロキソニンが効きました。
前回のクリニックでの吸引式針生検が、針も太かったから次の日も痛かったし、テープ部分は全部水ぶくれになって下着にあたるし、痛くて大変だったなぁと。（結局皮膚科を受診して、水ぶくれをつぶしてもらった）
そしてこの病院のケアの手厚いことに、やっぱりこの病院で良かったと思ったのでした。
腫瘍内科の看護師さんから、前回私の時間がなかったため（というか長時間待たされていたため、同じく待ってくれている父が心配だった）補足説明を受ける。副作用が出たときの連絡先など。
遺伝子検査を保険適用で受けられるなら（家族に乳がんや卵巣がんの人はいないけど、60歳以下でトリプルネガティブ）、治療がより細かく私に合ったものにできるかもしれないので、受けた方が良いと勧めてくれた。保険適用で20万円くらいが6万円くらいになるし、高額療養費制度をうまく使えば費用を抑えられるとのこと。
今回はお昼に病院のレストランで父と待ち合わせして、ランチとデザートをご馳走になった。相談があるとのことだったが、私の治療スケジュールとか費用面を知りたいとのこと。父なりに色々心配して病院で会う口実を作っているのかなと思った。気持ちに感謝です💕
父と別れた後、実際の検査まで時間があって、どうやって時間をつぶそうと思っていたけど、19階に座れるスペースがあって、そこでボーッと墨田川を見ていたら、あっという間に時間が過ぎた。待合室はバタバタと落ち着かないけれど、ゆったりと過ごせる。これからここで暇をつぶそう。
次の診察から、いよいよ抗がん剤スタート。しこりに気づいて近所のクリニックで診察してから、約2カ月。早いのか遅いのか分からないけど、やっと治療をスタートできる。病院は遠いけど、選択に自信を持っているから、安心して治療を頑張ろう。
がんになったのは悲しいけど、なぜか治療など嫌じゃない。楽しみとまではもちろんならないけど、きっと魂の段階で自分で決めたシナリオなんだろう。
「そっか、これも自分が体験したかったんだな」と。
しこりを発見してから、検査、告知を受けるまでが
悪いケースを考えたり、ネットで調べたりして、いちばん精神的に不安定でつらかった。
悪い情報を頭に入れたくなくて、途中で「しこり 痛み」とかで調べなくなった。
ネットでは痛みがあるのは炎症で、がんは通常では痛みがないと書いていたけど、私は痛みがあったし、やっぱり人それぞれ体は違うのだから、結局あまり参考にならない。
告知を受けて、ズドーンと一気に人生が変わる気がしたし、脱毛など夜に調べてしまって涙したことはあるけど、
悲観することもなく、逆に分かってサッパリした。
あとは粛々と治療することだけだと思った。
もし、死ぬとか、余命とかになっても、
「今回の人生は、こういうシナリオなのね」と、どこか他人事の自分もいるし、私らしい気もするし、自分でも不思議。
「今生が最後で転生しない」「生きながらカルマを解除している」とカウンセラーの先生に言われたからか、妙に納得している自分もいて、
「受け入れて、淡々と、こなしていくだけ。」そう、淡々とこなしていくのみなんです。