6/13
2時間近くかけて病院へ
大きい病院だけあって、効率的に進むようにシステム化されている。診察が近くなると呼び出し機が鳴るシステム。それまで待合室で待つ必要がないから、自由に過ごせるのが嬉しい。

乳腺外科部長の先生は、物腰も柔らかく、話しやすい先生だった。いくつかの質問のあと、触診。脇(リンパ)は腫れていないようでホッとする。
念のためマンモグラフィー等を再度検査するとのことで、検査の予約をパパッと手配してくれた。
トリプルネガティブは、ホルモン剤が効かないタイプのがんだけど、逆に言うと抗がん剤が良く効くということで、抗がん剤治療→手術になるだろうとこのこと。

そういえば、パソコンの画面をずっと見ながら質問していて、私を見ていなかったな。
そのあと看護師さんがフリースペースで、不安なこととかないですかなど色々聞いてくれた。
保育園に通っている子どものことや伝え方、脱毛についての不安を言ったところ、患者サポートセンターとアピアランスセンターを教えてくれた。さすが手厚いと思った。

その後、採尿、採血、肺活量、レントゲン、心電図、入院説明などがあった。てんこ盛り過ぎて疲れたが、こんなにがん患者がいることに驚く。そしてみんなが仲間。病院選択、ここにして良かったと思った。


6/14
マンモグラフィとエコー検査のため通院。
その前に患者サポートセンターで子供への伝え方などのアドバイスを受ける。
とてもゆっくりと丁寧に話すおばさま。

こどもには視覚で伝えると分かりやすいとのこと。例えば信号に例えて「体調が良くないときは今日はママは黄色信号だよ」とか「病院行くときは赤だよ」とか。
治療のことは、こどもには「体に悪いものがあったから、それを退治するね、お薬を飲むとちょっと疲れるけど、ちゃんと治るからね」とか、そんな風に伝えてみては?とのこと。
できないことが増えてきても、「これは一緒にできないけど、違うことを一緒にやろうね」とか、
周りには「ちょっと体調が悪くて、、、」とか「髪型を変えてみました」とか言える範囲で軽く対応したらよい、病気を特に伝える必要もない、伝えてもいい人だけに伝える。などアドバイスをもらった。
この時にこうやって言ってもらえたのは、頭が凝り固まっていた私には救いだった。

今は、5歳の娘には、「体に悪いモノがいるから、やっつけるね。元気になるから心配しないでね」と言っている。針生検の傷跡を見せて、ここが良くないんだと伝えている。娘は「ママが心配だよ」と言ってくれるので、「大丈夫だよ。しんどい時はお手伝いしてくれると嬉しいな」と言うと、「わかった!」と特に問題ない模様。
3歳の娘は、「どーしてママはびょういんいくの?」と聞いてくるけど、「ちょっとね、治したいところがあるんだ」と言うと、「そっか、ママがんばれ」と言ってくれている。
抗がん剤スタートしたら、髪の毛のこととか、どう伝えようかなぁ。。。

6/16
PET/MRI検査のため通院。
病院に行くのも、全くイヤではなく、やっと治療を開始できるという安心感と早く治したいという気持ちが強い。暗い気分にもならない。

地下2階の無機質な空間
看護師さんは女性は優しかったけど、男性は事務的な人もいる。
注射は苦手だけど、意外と大丈夫で、なんか管をつけたまま1時間ほど部屋で休んでからPET/MRI検査へ。音がとてつもなくうるさく、すごい狭い空間で目を開けると気持ち悪い感じがして、ずっと目をつむっていた。
オルゴール的な曲が流れていたけど、検査の音がすごすぎてなんのリラックス効果もない気もするが、ないよりは安心するのかも。
とりあえず建設現場のような機械音と爆音が苦痛すぎる。早く終わってほしいと思いながら、今度はうつ伏せになり、なんとか終わった。ドッと疲れて帰った。

6/27
結果説明を聞くため通院。
10時からの予約だが、診察室に入れたのは11時ごろ。
PETの結果、遠隔転移はないが、左リンパが怪しいので、次週針生検することに。先生曰く、「補助的検査」。
ちゃんと私の目を見て、丁寧に説明してくれる先生に会った。良い先生で嬉しい。
トリプルネガティブのステージ2、とのこと。
腫瘍マーカーも問題なし。

これからのスケジュール感は、7月から6カ月抗がん剤治療、2カ月あけて手術、その後化学療法とのこと。

その後の腫瘍内科での診察。これも1時間以上待った。女性の先生。
部屋に入っても、ひたすらカタカタパソコンで私の情報をまとめている。その間待ちぼうけで、座ったまま部屋などキョロキョロ観察。先生の左手薬指の大きいダイヤの指輪が存在感あり過ぎてずっと見てしまう。だんなさんもお医者さんなのかな~と勝手に想像。
腫瘍内科自体なにか分かっていなかったが、抗がん剤治療をするところらしい。(不安が増幅するのが嫌で、あまりネットで治療について調べていなかった)
トリプルネガティブの抗がん剤治療の冊子をもらう。遺伝子検査の対象になるはずと申し出て、資料をもらう。
キイトルーダやAC療法ど、副作用の説明。副作用って結構あるんだな、情報量多すぎて読むのが嫌になるレベル。

ようやく13時半ごろ、病院に来てくれていた父と会う。ずっと待たせてしまった。
19階のレストランで食事。父は天重、私は鮭西京焼き炊き込みご飯。薄味だがおながすいていたので、美味しかった。コーヒーお替り自由。

そのあと診断書の申し込みや、会計など済ませて15時半ごろようやく病院を後にする。

疲れて思考能力がなくなっていたのか、東京駅ではなく一つ手前の有楽町で降りてしまって、余計に疲れて帰る。

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