乳がんと告知されるまでのメモ

2022年12月
市の乳癌検診(マンモグラフィーと触診)で異常なし

2023年2月頃
左胸チリチリと痛む。感じたことのないような痛み。 気になりながらも、ネットでは炎症とあるし、がんで痛みはないと書いてあるし、お金もかかるし、、、といったん様子見する。
 
4月末
夜中に仕事をしていて、何気に触った左胸のしこりに気づく。触った感じ2センチくらいある。
近くの乳腺クリニックにネットで予約を入れる。GWなので、最短でも5/10に。

ゴールデンウイーク
片頭痛がひどくなり、ロキソニンでも効かず、体調が悪くなる

5/10
乳腺クリニック受診
マンモグラフィー、エコーでしこり確認。2.1センチ。良性か中間か悪性か、どの可能性もあるとのこと、急激に大きくなったことから葉状腫瘍が疑われる。5/16に吸引式組織生検を受けることになる。
クリニックは、テキパキとした事務方さん、看護師さんもテキパキと効率的。先生も早口だが書いてくれながら丁寧に教えてくれた。このテキパキと効率重視の少しピリッとした雰囲気、2人目を出産した近くの産婦人科の先生に似ている。。。調べたらどちらも東京医科大学八王子医療センター出身の先生。腕は確か。忙しい病院だから、そういうシステムになるのかな。待ち時間は少なくて助かるけど。

5/15
明日の検査が不安なのと、自分へのダメ出しも出てきた、仕事もやる気でない。霊障を疑い、以前からお世話になっているカウンセラーの先生とカウンセリング。(私は霊媒体質)
安心したからか、その後嘘のように胸の痛みが消えたので、ただの炎症かと思った。気分は落ち着いた。先生、もしかして隠れて浄化してくれた?またグラウンディングが出来ていなかった。。。基本的なことが出来ていなかったみたいで、先生の弟子として恥ずかしい、、、明日の検査の覚悟が決まった。
   
5/16
生検 麻酔の注射さす痛み。針で押される感じで気持ち悪かったが、麻酔が効いていたので、痛みはなかった。
検査自体はおそらく5分とか。生検前に再度斜めからマンモグラフィーしたら、しこりの境界線がハッキリしているため、良性寄りではないかとのこと。それを聞いて安心。きっと良性だと思い込む。結果は2週間後の30日に届く予定。時間がかかるのは、関西の有名な先生に送って診断してもらっているからとのこと。麻酔が1時間くらいで切れてジンジン痛み出す。胸を切られた痛み。意外と歩くと辛い。自分でバスで帰ろうと思っていたが、会社を休んでくれた旦那に迎えに来てもらい、旦那とランチして帰る。初めて行ったハワイアンカフェ、30分くらい並んだけれど、雰囲気も良くて、料理も美味しくて、リピート決定。

5/19
生検後の傷にガーゼをし、テープで止めてもらってたが、肌が弱いため、テープ箇所が全て水ぶくれになってしまい、痛いので皮膚科受診。先生「あらー、どんなテープで止めてもらったの?」私「・・・」

5/30
検査結果出る予定日だったから電話したが、結果がまだ届いていないとのこと。また1週間後に電話してくださいとのこと。ながっ。
   
5/31
夕方、保育園から子供を引き取って、わちゃわちゃしている時にクリニックから電話あり。ご家族の方と一緒に来てくださいとのこと。それは悪性ということですか?と聞くと、看護師さんが私からは結果を伝えられないが、そういう結果と思ってくださいとのこと。こわっ。ガン確定だな。結果説明を最短3日後で予約する。すぐに旦那に伝える。すっかり良性の気分になっていたけど、カウンセリングしてもらったときから腹が据わった。

6/3
旦那と結果を聞きに行く。子供たちは義実家にお願いした。結果説明は土曜日だからか、いつもの先生ではなく外部の先生だった。こういう結果でしたと、病理検査結果報告書を見せられる。葉状腫瘍と判明。ステージ2、リンパ転移はなし。ここで先生からルミナ―ルやらトリプルネガティブやら言われたけれど、初めてガンと聞いた人に対して、専門用語をつらつらと言われても、、、頭も気持ちも追いつくはずがないよ、先生。何か質問は?と聞かれても、分からず、とりあえず完治するまでどのくらい?→10年くらい。ガンはカンタンなものではないと実感。
これから紹介状を用意するので、まずは病院を選んで1週間以内に電話してくださいとのこと。

看護師さんが書いてくれた病院の候補は、近くの2つの大きな病院。それから都内の聖路加国際病院、がん研有明病院、国立がんセンター中央病院、虎の門病院。近くの大きな病院2つは、今手術が混んでいて、だいぶ待つのを覚悟してくださいとのこと。聖路加国際病院は高額と言っていたかな、うろ覚え。がんセンターは主治医が変わる可能性がある、虎の門病院はクリニックと連携していて、融通が利く、初診も最短で押さえられるとのこと。結果説明した先生が虎の門病院の先生だったようで、虎の門病院押し。

結果を聞いてからまた胸が痛みだす。気のせいではなかったが、私の気分が影響している。気管に空気の塊がつまっているかのような違和感、吐き気を感じるようになる。霊的なのか乳がんの症状なのか分からない。
そのまま義実家に行き、今後のことについて話し合い。治療費がかかること、子どものこと、抗がん剤治療の副作用のこととか考えて、義実家で二世帯で暮らす見込み。これで治療費なんとかなりそう。ありがたい。
   
6/5
病院を検討する。
父に電話で伝えたら、平静だったが、後からうろたえてまた電話かかってきたりする。それはそうなるか。

6/5
自分の心のメモ。
お金どうしよう、ガン保険入ってなかった、めちゃ後悔。
仕事はフリーランスだから、休んだらおしまいだけど、保育園代どうする、、、
胸を切るんだな、仕方ない
抗がん剤でで髪抜ける、これショック
保育園どうしよう、子どもたちの行事は?卒園式、入学式は私は髪がないよ。
誰に伝えたらいい、ママ友さんと遊ぼうと言ってたのにどうする、娘の学校も変わるし、お友達とも離れるな

当たり前の日常って貴重、生活が一変
今まで贅沢を言ってたんだなと実感
信号待ちで止まっている車の助手席から、横断歩道を歩いている人を見て、
普通に暮らしているだけでもありがたい、尊い、すごいことだなと思った。なんかキラキラ、スローモーションみたい。

なんで私が、、、とか
焦点を私にあててしまうと、どこまでも悲しい、
普通の生活さえ送るのが大変になるんだな、
周りに隠したいけれど、やっぱり髪が抜けたり顔色悪くなったりしてバレちゃうかしら、、、
同情というか、かわいそうと見られたくないな、、、
感傷的にならず、とりあえず高額医療費のことととか、保育園の就労から疾病への変更とか、
いろんなことを考えたりリサーチするのでアッという間に時間が過ぎて行く、、、ライティング1件できると思っていたけど時間が意外となかった
24シーズン3を見だしたので、続きが気になる(現実逃避のため、24を観ていた、2回目)

子どもに言わなくてはいけない、、、
一緒に学校に通うと言っていたお友達のママさん、子どものお迎えのときにあったらなんか嘘をつかないといけないから(まだ言えないし、病気の事もかくしたい)
気が重いなと思っていたら、そんな時に限って、ママ友さんに会ってしまい
本当に、こんなときに限って会うんだよなと複雑な気持ちになった

子どもたちになんていうか
保育園にどう伝えるか

感傷的になりながらも考えることがたくさん
お金は
生活は
家は
子どもの保育園は
仕事は

「がん患者はがん患者を演じてしまう」
という文章を見て、がんでも元気に暮らしている人がたくさんいるので
がん患者と思わずに過ごそうと思う。
好きなことってなんだろうと、今はあまりない。やりたいことってなんだろうと思うけど、
あまりないかな、、、英語が話せるようになりたいとか、アメリカで住んでみたいとか、そんなところかな、この年でまだそんなこと言ってるw
とりあえず今は24を見るのが楽しみ。
病気になると、物質的なものがあってもあまり意味がない事がわかる。
お金はやっぱりあった方がいいけど、うん。色々お金かかるから。
ブランド品とか持ってても役に立たないね。昔はブランドのバッグや時計が大好きだったんだけど。

6/6
まずアクセスのいい近くの病院2つで迷っていて、病院も実際行って、良さげと思っていたが、
クリニックで手術の待ちを確認すると夏の手術は無理で半年くらい待つ、進行する恐れがあるということで却下

旦那の会社の人で、奥さんが乳がんで完治したという人から旦那が話を聞いて、
その方は有明病院で治療。国立がんセンター中央病院も同じくらい良いと聞いたとのこと。
都内で行くのが大変だけど、やはり症例数が多いところが良いと思い始める。

6/7
国立がんセンター中央病院に決めて、紹介状をその日のうちに書いてもらう。

6/8
初診予約の電話がつながらないので、ネット予約。6/13に国立がんセンター中央病院にて初診決定。
病院が決まって、あとは治療をこなすのみ。ホッとする。

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